1000枚のトースト

ささやかな日常をしとやかにシタタカに綴ります

願い叶って、さぁどうする

6月末から減酒に励んできた。

禁酒しようと思ったが、とうてい無理なので、減酒することにした。

お酒を飲まなかった日はカレンダーに印をつけて、時にはノンアルビールの助けを借りて励んだ。

以前は毎日飲んでいたが、ほぼ1日おきにお酒を抜くことが出来た。

我ながらガンバってきたと思う。

減酒のきっかけは「願掛け」であった。

自分の力ではどうにもならないことだけど、なんとかして「その願いを叶えたい」。

それなら大好きなお酒を減らしてみよう。

そんな軽い気持ちで始めたことだった。

減酒によって「願いが叶い」、健康になり、体重も減ったら嬉しいなと思っていたが、そんなに甘くはなかった。

体重はほとんど変わらず、寝付きが悪くなってしまった。

そしてこの度、「願い」が叶ってしまった。

なんとも複雑な心境である。

せっかく減酒に慣れてきたところなので、今後は「節酒」くらいの気持ちでいくとしようか。

あれ?減酒と節酒はどう違うんだ?

よくわからないけど、まぁいいか。

 

スマートウォッチが欲しかった

一時、スマートウォッチに憧れた。

若者が腕に何やら黒くて四角い画面の時計の様なカッコいい物を装着している。

軽そうだし、シンプルでシック。

多分万歩計とか血圧測定とか色んな機能も付いてるんだろうな。

いつも行ってる美容室のお兄さんも使っている。

早速、質問責めにして色々聞いてみた。

「睡眠の質とかも測れるんですよ」

「価格も一万円前後でした、僕はネットで買いました」

…益々欲しくなってきた。

オットットも興味津々、一緒にお店へ出掛けた。

店員さんに「アイフォンですか?アンドロイドですか?」と聞かれ、後者だと応えると「それならこちらです」と案内される。

確かにワタシが欲しいと思っていた品物が並ぶ。

お値段も一万円以内である。

好みの品物を選んで購入しようとすると、「設定はどうしますか?」と聞かれた。

設定?

どうやら手持ちのスマートフォンと連携させる設定のことを言っているようだ。

お店で設定すると8000円くらいかかるという。

しかも、時間も1時間くらいみて下さいと…。

そこで冷静になった。

自分の体調をスマートフォンで管理?

普段から腕時計をしないワタシが寝る時もスマートウォッチ外さない…?

アスリートか?

あれ?なんで欲しかったんだっけ?

外は夕暮れ、最近は日没が早くなった。

お腹が空いてきた。

夕ご飯何にしよう…。

こういう時は一旦売り場を離れるに限る。

なんだかんだ言い訳をして帰ることにした。

スマートウォッチ熱はいとも簡単に冷めたのであった。

 

 

 

 

おやすみなさい

エレベーターに同乗した中学生、「おやすみなさい」とワタシに声を掛けて降りて行く。

まだ、寝る時間でもないのに気が早いなと思った。

ところが、その後何度か同じような時間帯に乗り合わせたヒトからも「おやすみなさい」と声をかけられた。

ワタシは絶対に「おやすみなさい」なんて言わない。

たいてい「お世話様」とか「お先に失礼します」と言う。

なんなんだ?とずっと違和感を感じていた。

オットットと2人でエレベーターに乗った時先に降りた女性が「おやすみなさい」と言って降りた。

オットットによれば、この地域で育ったヒトは別れ際にこの「おやすみなさい」と言うのだという。

知らなかった。もっと早くこの疑問をぶつけるべきだった。

きっと「余所者」と思われていたのだろうな。

どうせ余所者だし、そんなことどうでもいいけど。

ワタシ的には変な時間に使う挨拶としては演劇関係とか、業界関係のヒトが使う「おはようございます」の方が洒落ていて素敵と感じる。

寝るまでまだまだ時間がたっぷりあるのに「おやすみなさい」なんて意地でも使わないぞ。

 

 

おはリク

体操の岡選手に握手をしてもらい、はにかみつつも嬉しさが止まらない様子の少女がテレビに映った。

なんて純粋で可愛いのだろう。

その映像を観て何十年も前の出来事を思い出したので記しておくことにしよう。

2つ違いの妹とワタシは当時小学生だった。

通学前、朝食を食べながら見るテレビは地元テレビ局の「おはようリクエスト」(通称おはリク)である。

洋楽のヒット曲に併せてリクエスト葉書に描かれたイラストがテレビ画面全体に数秒間ずつアップで映る。

数分間のとてもシンプルな番組だったと記憶している。

ワタシと妹は音楽よりテレビに映し出されるイラストがとても楽しみだった。

常連さんの「〇〇町のケイジくん」という人のイラストが大好きだったのだ。

独特のタッチで描かれたとても素敵なイラストをほぼ毎回投稿している。

ワタシと妹の間では「〇〇町のケイジくん」は憧れの(多分、素敵な)お兄さんだった。

ある日、たまたま母に連れて行ってもらった文具店のレジの脇に「〇〇町のケイジくん」が描いた生のイラストを見つけてしまった。

思わず「〇〇町のケイジくんだっ!」と呟くとレジのお姉さんが「ケイジくんはこのお店で働いているんですよ。今、呼んで来ますね」…

ドギマギしながら待っていると御本人登場。

イラストから想像するイメージとは少し違っていたけれど、ぽっちゃりした体型のとても優しそうなお兄さんであった。

驚きと緊張で何を喋ったか、握手をしたのかも憶えていないのだが、妹と二人で大興奮したのであった。

「ケイジくんのイラストが大好きです」とか「いつも見てます」とか、気の利いたことのひとつも言えず、ただただ恥ずかしがっていたのだと思う。

〇〇町のケイジくん…当時は大学生くらいだったと思うのだけれど、今もイラスト描いているかな。

もう一度あの素敵なイラスト、見てみたいなぁ。

 

 

 

ポイント獲得に手こずる

省エネ家電を購入し、ポイントをいただけることになった。

小型冷蔵庫は5千円相当、テレビは1万円相当のポイントが貰えるらしい。

面倒くさいなぁと思ったけれど、「困った時はお店に来てください」との店員さんの優しい言葉に勇気をもらい、まずは自分でトライすることにした。

保証書と領収証をスマホで撮影。

老眼鏡をかけて、まずは冷蔵庫から申請手続きをする。

専用サイトへアクセスするためのQRコードを読取り、メールアドレスを登録。

申請フォームをメールで受け取り入力してゆく。

途中までサクサク進むも、メーカー、型番あたりで怪しくなってくる。

メーカーや型番を入力するも「商品が一致しません」とエラーになるのだ。

お客様センターに早速電話。

すると「この商品の場合はメーカー名をアルファベットで入力しスペースを空けずその後型番を入力してみて下さい」とのこと。

指示通りに入力したらすんなり出来た。

気を良くして、テレビも同様に…。

またもやメーカー、型番で躓いた。

冷蔵庫と同様に入力しても商品がヒットしない。

再度、お客様センターに電話をかける。

偶然、数分前に冷蔵庫でお世話になったKさんが再び電話に出た。

冷蔵庫は無事申請出来たものの、テレビで上手くいかない旨を伝える。

早速、Kさんが色々と調べてくれる。

すると今度はメーカーを入力せず型番だけで商品検索するようになっているとのこと。

あまりにも不親切な入力フォームに思わず愚痴が出てしまう。

細かい文字と格闘するので眼は疲れてくるし、肩もバキバキこってきた。

15,000円のポイント獲得の為になんだかんだで費やした時間は2時間。

たかがポイントに苛々させられ腹立たしいったらない。

ポイント受け取り迄2週間かかるらしいが、果たして無事受け取れるのだろうか。

ふと過去に同じ気持ちになったことを思い出した。

「マイナポイント」の時もそうだった!

小梅太夫の「ちっくしょー」を久しぶりに呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

来年の手帳

手帳は毎年買うことにしている。

そろそろ店頭に並び始めている。

一年過ぎるのが早いものだ。

財布の次に毎日使う物なので、選ぶ時はとても吟味する。

来年の手帳はどんなのにしようかなぁと悩むのはとても楽しい。

見開きでひと月分のスケジュールが書けて、端っこにメモ欄があるモノ。

大きさは文庫本サイズかもっと小さくていいかな。

薄ければ薄いほど良いが、安っぽいのは嫌だ。

表紙の色はオレンジ系に決めている。

そうやって条件を並べつつ探していたら、好みの手帳が見つからなかった。

来年迄まだ3ヶ月あることだし、慌てる必要ないのだけれど、オレンジ色の手帳がなかなかない。

何故オレンジ色?

ふふ〜っん。

どうやらワタシのラッキーカラーはオレンジ色らしいのだ。

 

 

 

 

桃のこと

子供の頃、風邪をひいて食欲がない時、シュークリームと桃の缶詰だけは口にすることが出来た。

遠足の時は不二家ネクターを必ず持って行った。

桃が好きである。

だけど、綺麗に剥くことが出来ないので、自分でわざわざ買うことはしない。

今年は桃を頂く機会が多かった。

所謂、ハネモノが廻ってくるのだ。

野菜室で保存して食べようと思ったら、熟れすぎて腐っていた。

そろそろ大丈夫と思って包丁を入れたら、元々身が硬い種類の物だったようで、切り分けに苦労したわりに好みの味ではなかった。

キッチン鋏で種をクルっと簡単に抜く方法を試しても上手く出来なかった。

一度冷凍するといいと聞き試したところ、解凍時間が短かったのか、芯の方がガチガチ。

苦労してカットしたけどグダグダになった。

スムージーにして飲むしかなかった。

最後の1個、満を持して包丁を入れてみる。

種も良い具合に身から離れた。

やっと綺麗に切ることが出来た。

香りもいいし、美味しい。

この感覚、来年迄覚えておけたらいいのだけど…。