オットットが発する音の中でいびきとクシャミは最悪だ。
いびきに関しては寝室を別にしているので今は気にならない。
遠い昔、初めてそのいびきを聞いた時は「わざとなのか?」と思う程、衝撃だった。
思いっきり蹴りを入れたこともある。その時は一旦止まるものの、また始まる。
安眠を妨害されると殺意が芽生える。
別室にして正解だった。
オットットのクシャミも酷い。
オジサンのクシャミが大きいのには理由があるらしいのだが、それにしても酷い、許せない。
威圧的だし、威張っている。
遠慮ってものがない。
この春からどうやら花粉症を発症したらしい。
先日、買い物中、オットットと少し離れたところで物色していたら、あのクシャミが聞こえてきた。まさか…と思ったけどオットットだった。
花粉の季節の終息を切に願う。