1000枚のトースト

ささやかな日常をしとやかにシタタカに綴ります

孫が欲しい

30代の頃、不妊治療をしていた。

親達の「孫が欲しい」という圧力を背中に受け、身も心も擦り減らしお金も注ぎ込み取り組んでいた。

色々あって子供がいない人生を選択し現在に至っている。

孫を欲しいと言っていた親達はこの世には居ない。

「孫が欲しい」という言葉に散々傷ついてきたワタシであるはずなのに、最近心の中で「孫が欲しい」呟いている。

「孫」「MAGO」「マゴ」「まご」…

なんという魅惑の響き♫

もし可愛い孫がいたら、ばぁば、バアちゃん、○ソババァどんな風に呼んでくれても構わない。

マンションは無理でも軽自動車くらいなら買ってあげる。

一緒に温泉行ったり、居酒屋行ったりしたい。

カラオケ連れて行ってくれるなら最近の曲も歌えるようガンバる!

その代わりスマホちょこちょこ教えてもらえると嬉しいな。などなど、妄想は尽きない。

「孫が欲しい」という言葉は今は自分の心の声となっている。

ずいぶん時が流れたものだとつくづく感じている。