1000枚のトースト

ささやかな日常をしとやかにシタタカに綴ります

姑と嫁

今日は姑の命日である。

同居したこともなかったし、遠く離れて住んでいたので年に1〜2度会うくらい。

宅急便で荷物が送られてきたり、時々電話で会話するくらいの付き合いだった。

この関係はもっと長く続くのだろうと思っていたのだけれど、姑は病に倒れ旅立ってしまった。

姑は息子への愛情をストレートに表す人だった。

ある日、「○○(オットット)の夢を見たのだけれど、何か変わったことはなかったかい?」と姑から息子を気遣う電話があった。

その電話を受けたワタシはつい「特に変わりはないです。40才(当時)をだいぶ過ぎたいい大人なのでそんなに心配しなくてもよいのでは?」と返答してしまった。

すると半分ムッとして「40才過ぎてもいくつになっても息子は私にとって大切な子供、心配なものなんだっ!」と返された。

深読みして悩みがちなワタシは、この言葉が耳から離れず暫く苦しんだ。

愛情深くて、勤勉で、良い人だったけれど、

少し距離があって正解だったかもと思っている。