1000枚のトースト

ささやかな日常をしとやかにシタタカに綴ります

いつかきっと間違う

コレ、いつかきっと間違うな。

何度もそう思っていた。

間違って手に取り、戻したことも数回ある。

分かっていたのに、今日まで放っておいたワタシが悪い。

 

お茶のパックと万能だしパックを間違えて使ってしまった。

 

オットットの水筒に入れるお茶を用意していた。急須にお茶パックを1つ入れ、お湯を注ぐ。

待つこと数分。

キッチンの蛇口からダイレクトに水を飲むのが得意なキッちゃんが、シュタッとカウンターに昇ってきた。

スンスンと急須の匂いを嗅いでいる。

「あーキッちゃんそれはお茶ですからね」など声をかける。いつもよりしつこいので床に降りていただく。

お茶が蒸れたようなので、水筒へ。

(今思い返すと今日はお茶の色が薄いなと思っていた。ここで気づけよ。)

いつものように自分の湯呑み茶碗にも注ぐ。

家事をしながら飲むつもりだ。

どこからか、出汁の良い香りがしてきた。

朝からお味噌汁を丁寧に作っているお宅があるのね〜。いいわぁ〜。平和だなぁ。

(まだ気がつかない)

ここでまたキッちゃんがキッチンカウンターに昇る。

そしてワタシの湯呑み茶碗の「お茶」をスンスン&ペロリ。

え?キッちゃん猫なのに猫舌じゃないの?

17才にもなると感覚鈍くなるのかなぁ〜

お茶を飲みたがるなんて珍しいなぁ〜(当然まだ気づいていない)

再度キッちゃんを床に降ろす。

さぁて、お弁当作りも一段落、お茶でもいただきましょう。

一口飲んでやっと気がついた。

一気に目が覚めた。

勿体ないのでゴックンと飲み込んだ。

塩分控え目タイプのだしパックで良かった。