1000枚のトースト

ささやかな日常をしとやかにシタタカに綴ります

75点の白味噌ラーメン

3週間に1回くらいの頻度で行くラーメン店がある。

ワタシは白味噌ラーメン一択。

オットットは味噌ラーメン。

そして餃子を一皿頼んで4個と2個に分けて食べる。

白味噌ラーメンが75点なのは「麺」の太さに不満があるからだ。

細くてベチャっとした麺なのだ。残念。

ホントはオットットが食べている味噌ラーメンのような中太麺にして欲しい。

いつもオーダーするとき「今日こそ言ってみよう」と思うのだがぐっと我慢している。

白味噌ラーメンにこの細麺と決めたのは厨房で忙しく作業している頑固そうな親父さんだろう。

オーダーを取りに来るいつも笑顔のお姉さんを困らせてもいけない。

万が一、白味噌ラーメンに中太麺のワガママが通ったとして、次回はどうする?その辺も悩ましい。

多分我々夫婦は顔を覚えられている。

地味な風貌の中年夫婦、開店後すぐ入店。

店の中ではほとんど会話をしない。

オットットはいつも大盛りの無料のご飯にフリカケをたっぷり掛けてラーメンを待つ。

ワタシは注文してからほぼ毎回トイレに入る。

そしてラーメンが出てくるまで2人で文庫本を読んでいる。

500円に1個ずつスタンプを押してもらえるのだが、時々スタンプをオマケしてくれる。

数年かけ築き上げたこの友好的な関係に、今更波風をたてるわけにはゆかない。

白味噌ラーメンは75点のままでいいのである。