1000枚のトースト

ささやかな日常をしとやかにシタタカに綴ります

禁断の寝室

Yさんの断捨離番組のファンである。

自分の断捨離の参考にしたり、やる気スイッチを入れるために観ていた。

毎回、荷物が溢れた汚部屋が出てきて、それぞれの人生が垣間見えるのも面白い。

以前からずっと気になっていた一人暮らしの舅の寝室。

先日までは入室を断固拒否されてきた。汚れていて恥ずかしいとのこと。

最近、少し心身共に弱くなってきて、掃除、片付けをしても良いという許可がやっと下りた。

オットットからは「凄い状態だぞっ」と脅かされていた。

薄暗い締め切った8畳の和室。

覚悟して入ってみる。

第一印象は「あれ?この程度?」であった。

断捨離番組に出てくる部屋に比べたらまだまだチョロい。

部屋の真ん中に万年床。

その周りに衣類の山がいくつかあるが畳は見えている。

一気に捨てることが出来ればよいのだが、そうもいかない。

舅曰く、掃除機は十年くらいかけていないとのこと。

今日は目に余る汚れた衣類をこっそり捨てて掃除機をかけ終わりにした。

替えの靴下を持参しなかったことだけ悔やまれる。