1000枚のトースト

ささやかな日常をしとやかにシタタカに綴ります

新幹線にて

新幹線の指定席は3列シートの通路側C席と決めている。

余程混んでいる時でなければ隣りのB席は空いている。

今回もそうやってC席にて快適な旅をするつもりだった。

だが、窓側のA席に座っている会社員風の青年が残念だった。

彼はノートパソコンを開き、何やらカチャカチャ仕事?をしている様子。

その気配を感じつつ、ワタシは本を読んでいた。

暫くして、仕事に飽きたのか、キーボードを打つ手の動きが止まった。

すると耳に何か違和感を感じたらしく左手(ワタシ側である)で耳をホジリ始めた。

ホジホジ→床にパラパラと落とす→膝に落ちてしまった耳垢をパンパンと床にはらう…。

1回なら許してあげてもいい。

2回目、見なかったことにしてあげよう。

3回目、くーっこれで最後にしてよぅ〜。

…まだ止めない。

キレそうになりながらグッと我慢した。

当然読書に集中できない。

自由席ならさっと立ってキッと睨んで移動するのにな。

今回は大ハズレのC席なのであった。